ミニPCの有用性

 2024年の秋学期、学生の作業用のPCが必要となったため、安価なミニPCを購入しそれを使わせていた。一番安いものを選んだこともあり、当時18,742円で購入している。現在は作業用PCとして利用しており、主にメールやWord、PowerPointといった一般的な事務作業に加え、休憩の際には動画鑑賞にも利用している。

 2026年2月現在、同様のミニPCは3万円を超えているため、この価格で買うことは叶わないが、それでも十分安価にパソコンを購入できる。

 購入したミニPCは、CPUにIntel N100を、メモリにDDR4の8GBを、ストレージにM.2のSSD(256GB)を搭載した構成で、必要最低限という感じだ。メモリの速度は3200MT/秒とDDR4では一般的な速度だった。価格からすると8GBのメモリが搭載されているだけでも十分だが、欲を言えば16GB欲しいところだ。まぁ、2万円以下のPCに多くを望んではいけない。

 M.2のSSDの速度は以下の通り、なんとReadが1700MB/s、Writeが1582MB/sと十分に高速なSSDでNVMeの能力を十分に発揮しているといえる。このクラスのPCであればSATA接続であることが多いが、このPCは大当たりである。速度的にはPCIe 3.0の2レーンか、PCIe 4.0が搭載されていると思われる。

 最後になったが、Intel N100の性能を評価していく。作業用PCとして使用していてメインPCと性能の差を一番感じるのはアプリのインストールや、Windows Updateに時間を要することだ、それ以外の作業では、少しもたつくことはあっても、ストレスになる程度のもたつきはなく、メール、Word、Excel、PowerPointなどの一般的なOfficeソフトは全く問題なく利用できている。
 Webサーフィンに至っては差はあるものの、その差はわずかであり不便と感じることは全くない。この記事もここで取り上げているミニPCを利用して作成しているが、十分すぎるぐらい快適である。

 さてCPUの所感について述べたが、実際数値的にはどの程度の性能か確認したいと思う。確認はCPU性能比較自由帳を参考にさせてもらった。ここでは多くのCPUの性能のPassmarkの値が乗っているため、他のCPUと比べてどうかもよくわかる。

CPU性能比較表(ノートパソコン・タブレットPC)【2026年最新版】 | PC自由帳

 CPU性能比較によれば、N100の数値は5361で第10世代のノートPC用 i5-1030NG7(5622)とほぼ同等の性能であることが示されている。フラッグシップではないものの第10世代のi5といえば、まだ現役で動いているCPUで安価なN100がそのCPUと同等というのもすごい話だと感じた。
 ちなみに、過去Celeron N4000を搭載したノートパソコンを保有していたが、そちらのPassmarkスコアは1535と比べようもない。ちなみにノートパソコン系CPU最高峰のCore Ultra 9 275HXのPassmarkスコアは56172と10倍速いが、オフィスワークを行うだけであればオーバースペックである。一般的にPassmarkで5500~8000のスコアがあれば、事務作業に困ることはないといわれている。N100は5361なので、実はこの範囲以下なのだが、私が使っているPCはSSDの速度も速くバランスの取れた構成になっており、実用に耐えうる性能を発揮している。実務で使用し始めたのはまだ2か月程度だが、私の使い方程度であれば困ることはなかった。

 長く使うことを考えると「高性能なPCを」と考えがちだが、メールやOfficeを利用するだけの事務作業用のPCはこれで十分ということがよくわかった。3年使って同クラスのPCを更新していくなどすれば、十分に経費削減となる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です